この記事はこんな人におすすめです。
ありのままの自分って何だっけ?素の自分を受け入れるのは難しいよね。でも受け止める方法があるなら知りたいな。
こんな悩みにお答えします。
- ありのままの自分とは何か?
- 嘘偽りない自分を受け入れる方法
- 変えられない部分はどうすればいいの?
この流れでご説明します。
ありのままの自分とはどういう意味か?
そもそも〝ありのまま″とはどういう意味か。
『ありのまま』の意味: うそや偽り、ごまかしなどがなく、あるがまま、あるとおりのさまであること。(有りの儘(ありのまま)の意味 - goo国語辞書)
嘘や偽りがないそのまんまの状態のことです。
それでは「ありのままの自分」とは何でしょうか?
結論から言うと「ありのままの自分」とは、自分の気持ちに素直になって生きたままの自然な姿の自分という意味です。
「自分の気持ちに素直になって」とは、他人が自分に対して
「もっとこうあるべきだ」
「それは君らしくない」
「こうしたほうがいい」
と言ってきても、
「あなたはそう思うかもしれないけど、私はこうする。こうありたい。」
と自己主張できる状態です。
他人の言動、振る舞いに左右されず、
「私はこうありたいからこうする」
と自分らしさを大事にした上で、自らの気持ちを尊重して生きた状態がありのままの自分です。
ありのままの自分でいるために大切なのは、他人の言ったことに無理に合わせないで自分の気持ちに素直になることです。
相手に合わせないで自分らしく行動する必要も出てきます。
現在あなたは自然体な状態で生きることができていますか?
より充実した生き方をするために無理をしている部分、背伸びしている箇所があれば直していくとより生きやすいです。
自然体の自分に戻すため今の状態から変化する必要もあります。
もちろん、「ありのままの自分で生きることができてるよ」という人は直す必要はありません。そのまま無理をしないで前に突き進んでください。
「今はまだ人に合わせて生きてるし、本来の自分ではないな」と思う人は、まだ進化していく必要がありそうです。
嘘偽りない素の自分を受け入れる方法
嘘偽りのないありのままの自分を受け入れるにはどうしたらいいでしょうか。
5つのポイントがあります。
- 自分の長所と短所を知って認める
- 自然体で過ごし無理をしない
- 見栄を張ったり強がったりしない
- 自分の気持ちに正直になる
- 相手のことも認めること
順番に見ていきます。
1.自分の長所と短所を知って認める
自分の良いところ、良くない部分は把握しておき、パッと言えるようにしておくと良いです。
なぜなら長所と短所を知ることは元々の自分を知るきっかけになるからです。
「私にはこんないいところがある」
「私はこういうところがダメだな」
良い点悪い点を知った上で全て受け入れて認めます。
長所短所を素直に認めることで等身大の飾らない自分を受け入れることにつながるのです。
2.自然体で過ごし無理をしない
他人の目を気にして過ごしたり評価に振り回されていませんか?
人がどう思おうと自分は自分です。本能に従いナチュラルな状態で過ごしましょう。
なぜなら他の人主体に生きていると無理をすることになるからです。
「みんな私の行動を見てどう思うだろう」
「積極的でいたいけど嫌われるかな」
「優しいところが好きって言われたから優しいキャラでいよう」
など。
他人からの目線を気にして生きているといずれ苦しくなるので、
「私がこうしたいからこうする」
という気持ちを常に大事にしてください。
3.見栄を張ったり強がったりしない
先ほどの『自然体で過ごし無理をしない』と似ていますが、人から良く思われようと思って見栄を張ったり強がる必要はないです。
あなたが自然体の自分に戻ったとします。そのとき見栄を張ったり強がっているあなたが好きだった人は「あれっ?」と思って離れていってしまいます。
無理して強がっている姿より背伸びしていない自分のほうが好かれたくないですか?
いずれ本来あるべき姿で過ごしたいと思っているなら背伸びをしたり無理はしないことです。
「気を遣ったほうが好かれるから」
「リーダーシップを取ったほうが評価が高い」
などの理由で身の丈に合わない行動をするのは控えた方が無難です。
4.自分の気持ちに正直になる
自分が何をしたいのか、どうなりたいのか考えたことはありますか?
本当はどうしたいのか…
ご自分の胸に手を当てて問いかけましょう。
「親が大学に行けと言われたら行く」
「正社員のほうがいいと聞いたから就職した」
本当にやりたいことと行動が伴っているか確認してみましょう。自分の人生を好きになるためにはやりたいことに従って素直に行動するのが一番です。
もしも周りと意見が合わないときは、ご自身の気持ちと意志を素直に伝えてみてください。
分かってくれる場合もあればその逆もあります。その場合でも「じゃあ次はどうすればいいか」を再び考えてみてください。
5.相手のことも認めること
自分だけでなく、周囲の人のことも認めてあげましょう。
自分の素直な気持ち、感情を分かった上で周りの人の意見や考えも尊重し肯定してあげることです。
なぜなら全てを肯定して初めてあなたの人生は成り立つからです。何か一つでも否定していれば不幸の原因になったり進行を妨げる場合があります。
マイナスな感情も悲しい出来事さえも全て受け止めて初めて前に進めるのです。
人生に関わる全てを受け入れることで、あなた自身もありのままの姿を愛することができます。
変えたいけど変えられない部分をどう受け止めるか
『生まれつきの変えられない欠点をなくすことはできないけど 他の何かで補うことはできる』
生まれつきで変えられない部分が人にはあります。容姿、趣味嗜好、気質、一部の性格、家系など他にもありますが、本人がどんなに頑張っても変えられない部分はあります。
それは受け入れるしかありません。
私も小さい頃から自分の神経質なところが嫌でずっと変えようと思ってきました。社会に出て大雑把になった箇所も出てきましたが、生まれつきなのでほとんど変えることはできず諦めて今では認めています。
他にも容姿のことで悩んでいました。人に指摘されたためです。でもこればかりは仕方ありません。整形でもしない限り変えられないのです。
それではなくすことができない部分を分かった上で、変えられない欠点をどうするのか考えると次の2点が考えられます。
- マイナスな点は長所でカバーする
- 短所を違う点から見て長所と捉える
順番に見ていきます。
マイナスな点は長所でカバーする
まず、欠点をいいところでカバーするやり方です。
例えば奥手で引っ込み思案な女性がいました。人にもうまく話しかけられず、積極的になれないことが短所だと彼女は思っていました。
ですが、何かのきっかけで仲良くなった人は、その人の気が利くところや嘘をつかないところ、秘密を守ってくれるところ、友人を大事にしてくれるところがとても気に入ったそうです。
短所があればそれ以上に長所もあります。長所が優れていれば短所をかばうことができます。
欠点より優れた部分にフォーカスしてくれる人はたくさんいます。
いいところを日頃から伸ばしていくようにすればあなたを好いてくれる人は少なからず現れます。人から好かれればそんな自分も好きになれるはずです。
短所を違う点から見て長所と捉える
次に短所を逆手にとって長所と捉えられないかについてですが、これもできます。
先ほどの引っ込み思案の人なら、消極的という短所は逆に考えると、慎重で図々しくない、人当たりがいいところなどが長所になります。
物事に裏表があるように短所は長所にもなりえます。ご自分の気に入っていないところがあっても逆に長所と捉えられないか考えてみてください。
短所は長所でカバーでき、その欠点は逆にみれば良いところになります。
始めにご自身の長所短所をしっかり見極めてから、上手にマイナス点を補えないか、良い部分に変換できないか考えてみてください。
最後に
今回は『ありのままの自分を受け入れるための5つのポイント』をお伝えしました。
簡単にまとめると、
- ありのままの自分とは何かを知ること
- 他人に合わせて無理をしないこと
- 本来の自分や他人を受け入れて認めること
これらが大事です。
もしもたった少しでも参考になれば幸いです。