自分だけ不運で不幸続きのような気がする。なんで恵まれてないんだろう。ダメだと分かってても人と比べちゃうんだよね。
例えばこんな悩みがあるとします。
それに対してこの記事では…
★ 自分だけ不幸は本当?人と比べなくなる方法
★ 自分だけ不幸だと感じる人に捧げたい言葉
★ 恵まれていないと思う人に考えてほしいこと
これらをご紹介します。
自分だけが不幸なのは本当か?人と比べなくなる方法
悩みのない人などおそらくいません。一人一人何かしら苦悩や不安を抱えています。
大きな悩みを背負うと「自分だけがこんなに苦しんでいる」と思ってしまいがちですが、それはおそらく思い込みです。
人のことは分からないので、他の人がどれだけ負担を抱えているかは確かめようがありません。
「人は人、自分は自分」という言葉をよく聞きます。「自分と他人では住む世界が違うので比べても意味はないですよ」というメッセージです。
自分が味わっている不幸と他人が味わっている不幸も種類が違うので比べようがありません。
ましてや感じ方も捉え方も違います。同じ不幸を味わっても、ある人は「大した不幸じゃないと通り過ごし、一方である人は「とんだ災難がめぐってきた」と大騒ぎしたりします。
不幸の大小はあるかもしれませんが、他人と自分がまず違う人間である限り、感じ方も人それぞれ、したがって不幸の大きさも比べようがないのです。
だから、私だけ不幸だとこれからは思わなくていいし、人と比べなくても大丈夫です。皆同じように苦労しているからです。
自分だけ不幸だと感じる人に捧げたい言葉
『苦しいことがあっても もっと苦しんでる人がいるって思うんだ』
辛いことに遭遇すると「なんで私ばっかりこんな目にあうの?」「こんなに苦しいのは僕だけなんじゃないか?」と運命を恨みます。
それはその人だけの小さな世界で悩んでいるからです。
これはあくまで一つの考え方でしかないのですが、
『私よりもっと苦しんでいる人もいる』
と思って自らを奮い立たせる方法があります。
「上には上がある、下には下がある」この言葉を使うと失礼ですが、たくさんのことに当てはまります。
例えば収入のことで悩んでいる人がいるとします。収入が少なくて劣等感があり悔しくて上に這い上がろうとします。
しかし、どんなに登り詰めても上にはまだ上がいます。
その反対で下には下がまだまだ存在します。
自分が惨めだと思う事柄、例えば容姿や家系や頭の良い悪いなど、悩んでいることは人それぞれだと思いますが、自分よりキツい目に遭っている人はたくさんいます。
住める家があって働ける体がある、でも世界を見渡せばご飯さえ満足に食べられない人もいる。
苦しいことがあっても「私よりもっと苦しんでる人がいる」と思ってみてください。
自分より辛い思いをしている人のことを考えると「私はまだまだ乗り切れる」と思えてくるのではないでしょうか?
恵まれていないと思う人に考えてほしいこと
例えば、容姿のことで悩んでいる女性がいました。周りの人に「あなたは劣っている」という類のことを言われ、「どうしてこんな私に生まれてしまったのか」と親を恨んでいました。
別のある人は、まだ若い年齢の息子を交通事故でなくし毎日泣いていました。「守ってあげられなくてごめんね。」と天国にいる息子に謝り、一人息子だったせいもありずっと寂しい思いをして引きずっていました。
ある人は、幼い頃に両親が他界し施設で育ちましたが、心細い生活をしていました。学校ではいじめにあい「人より恵まれていない」と嘆いていました。
はたから見れば悩みなどなさそうに見える人でも、おそらく何らかの苦悩を抱えていることでしょう。
悲しみの種類は違っても、皆辛いことを経験して学んだり乗り越えたりしています。
そして、昔はふさぎ込んでいたけど今は幸せな人、昔は順風満帆だったが最近挫折してしまった人、苦しいことが起こる時期も人によって様々です。
人と比べるのはよくありません。しかし、本人だけの小さな世界で心が落ちていってしまうときは、
「他の人も同じように苦しい。私がその人になったらもっと辛いと感じられるようなことも他の人は味わっている。」
と感じとろうとするのもいいでしょう。
『悩みの種類や悩む時期、悩みの大きさは人それぞれだけど、その人にしか分からない苦悩を抱えているはずだから、苦しいのは私だけじゃない』と思えたら、その思いがあなたを助けてくれる日がいつかやって来ることと思います。