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摂食障害が20年目でやっと治った | そのきっかけとは?

 

ダイエットに励む女性が陥りやすいと言われる摂食障害という病気。かかった人はもう一生治らないのではないかという絶望感や死にたいほどの苦しみを抱えます。

 

今回は、摂食障害を20年という長い歳月をかけて完治させた人の話をご紹介します。

 

最初に「摂食障害を20年かけて克服したきっかけ」、その後に具体的な症状や今回参考にした元患者さんの話を物語風にお伝えします。

 

摂食障害って食べ物や「痩せ」に関する悩みだけじゃないんだよね。鬱症状とか空虚感、罪悪感とかも抱えてるよ。向き合ってるだけで偉いよ、ほんとに。

 

 

 

 

摂食障害が20年目にやっと治った!そのきっかけは?

ダイエット食(オートミール)

 

はじめに20年かけて摂食障害を治した人がどうやって克服したのか、きっかけとなったことをお伝えしたいと思います。

 

具体的には次の3つのことを実践しました。ある時ふと「こうしたらいいのでは?」と思いついたそうです。

 

  • 自分のわがままを聞いてあげる
  • 自分の心を満たす
  • 親と和解する

 

そしてもう一つは書籍です。「過食症・拒食症の治し方がわかる本」などを読んだのがきっかけでヒントを得られました。

 

焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識

焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識

  • 作者:水島 広子
  • 発売日: 2009/12/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

  • 自分のわがままを聞いてあげる
  • 自分の心を満たす
  • 親と和解する

 

本に書いてあるアドバイスや自分で思いついたことを実践して治していきました。
順番に見ていきます。

 

自分のわがままを聞いてあげる

 

これは過食症に関してです。好きなものを好きなとき、我慢せずに食べさせてあげることです。自分の欲望やわがままを聞いてあげて、好きなものを自由に与えてあげることで満たされ始めます。

 

食べ物に飽きるまでこれを続けるといずれ食べ物以外のものにも興味がいくようになります。

 

この記事で紹介する元患者さんは、好きなものを我慢せずに自分に与え続けることで、食べ物に飽きるように仕向ける作戦を実行しました。

 

たくさん食べたら太りますが、この方は運動してカロリーを消費していたそうです。

 

病気ですからもちろん吐いてしまう人もいらっしゃると思います。辛い症状の一つですので我慢はしないことです。吐いてしまってもご自分を責めないようにしてください。

 

責めないことができてくれば、いずれ自分を受け入れることができ、食べ物以外にも関心が向くようになります。

 

この方法が効くか効かないかは人によるところなので、参考程度に受け取ってください。

 

自分の心を満たす

甘い食パン

 

患者さんは食べ吐きなどで常に罪悪感があったり虚しいと思う心の空洞を抱えているでしょう。その虚しさや空虚感は厳しいですが自分で埋めるしかありません。

 

どうやって埋めるのか?

 

それは自分に優しくしてあげることです。

 

具体的には「つらかったね」「えらいね」と声をかけてあげること。もう一人自分がいるかのように自分自身に優しく接してあげましょう。そうすることでだんだんと心は満たされていきます。

 

食べ物で空虚感を埋めようとするのはわかります。しかし、結果的に摂食障害を治す最終的なきっかけとなるものは精神的に満たすことです。

 

時間はかかりますが、食べ物以外の精神的なもので心をうめてください。具体的には「些細なことを幸せに感じる」「自分を許す」ことなどです。

 

自己肯定感をあげることも有効です。参考にしてみてください。

 

 

親と和解する

 

親(主に母親)とうまく関係を築けているでしょうか?摂食障害の原因として母親とうまくいっていないことも例としてあげられます。

 

母親が威厳的な態度をとってきたり、考えを押し付けるようなタイプなら注意が必要です。親の立場を利用してガミガミ言ってくるのは正しいとは言えません。

 

しっかりとご自分の気持ちを伝えましょう。親との関係を見直すことで病気から脱出するきっかけをつかめる人も多いからです。

 

この記事で紹介する元患者さんは「今まで言えなかったこと」や「分かってほしいこと」そして「病気のこと」も手紙を書いて親に伝えました。面と向かって言いにくい場合は電話や手紙など手段を考えて伝えてみてください。

 

打ち明ければ関係は修復していく可能性があります。母親との関係修復は肝となる部分です。まずは一歩を踏み出しましょう。

 

中には全く理解してくれない親もいらっしゃるでしょう。その場合は無理に分かってもらおうとせずに、自分だけはいつでも自分の味方をしてあげてください。2つ目の意見とダブりますが、分かってくれない親はそのまま受け止めて、あとは自分の心を自分で癒すことです。

 

補足:治そうと思わなければ治せない

「食べ物を与えないで」の文字


ここでは3つの克服法をお伝えしました。もう一つ付け加えるとしたら、自分自身で「治そう」と思うことが重要です。最終的には治そうと思わなければ治らない病気です。

 

いつかは治る病気なので、ちょっとずつでも回復することを信じて待ちましょう。

 

ですが、焦らないようにしてください。

 

長期戦だと思って少しずつ心を満たしていくこと。決して頑張らなくていいので脱出できる時を気長に待ってください。

 

 

20年もかかったけど摂食障害を治した!〜part1〜

スリムな女性

 

その方は学生時代親元を離れて生活し、好きな食事が一切できない環境で暮らしたそうです。成長期である学生時代に不自由な思いをしたのはすごく辛かったとのこと。

 

そんな環境の中、時々実家に帰って好きな物を食べるために痩せないといけないという思いにかられ、過酷なダイエットを始めました。事の始まりは痩せ願望や痩せた状態を保つためのダイエットからでした。

 

その頃には食べ物のことしか考えられず、世の中にあるあらゆるものを食べつくしたいとまで思うようになりました。食べるためには痩せなきゃいけない、つまり一日中運動をしないといけないと考えるようになったのです。

 

毎日気が狂いそうなほどの運動を行いました。年中無休で走り続け、学校以外の日には朝から晩まで歩き続けたりしました。

 

鏡を見るたびに太っていないのに自分は太っていると思う錯覚もあったそうです。

 

何年か経って1人暮らしを始めた頃には、1日に1週間分ほどの食料をバカ食いしました。体がはちきれそうになっても食べ続けます。死にたいという思いがかけめぐります。自分が惨めで情けなくて仕方なかったそうです。コツコツ貯めていた貯金はほぼ全て食料への支出でなくなりました。

 

常に鬱状態で、吐いてしまったときはとてつもなく大きい罪悪感に苛まれます。

 

だから運動はやめずに、吐かなくていいように朝から晩までこれでもかというほど運動していたのです。その繰り返し繰り返し襲っててくる苦しみが耐えられず逃げたいけど食べたい、でも痩せないといけない無限のループのような感じでした。

 

摂食障害の症状・なりやすい人

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摂食障害には拒食症と過食症があります。太ることに恐怖感を持ち、痩せ願望を持っている点では二つとも共通しています。

 

拒食症は食べることを拒否すること、どうしても食事がとれず痩せていきます。過食症は大量の食べ物を食べて吐くことを繰り返したり、下剤を飲んで排泄する症状が見られます。痩せるために極端なほど運動する人もいます。

 

発症してしばらくは、食に対して異常な行動をとっていても自分が病気だと気付かない場合があります。周りの人が気付いてあげて、一緒に(ゆっくりでいいので)治そうとすること、場合によっては病院に連れて行ってあげる行為が必要になります。

 

人によって症状の差はありますが、簡単には治りません。すぐに完治できる病気ならば誰も苦しみません。

 

過食症に関しては、食べている時、過食嘔吐をする時も共に罪悪感に苛まれ、吐けば吐くほど鬱がひどくなります。はじめは拒食症になり、後から我慢できなくなるほど食に対して執着する過食症になる人が多いと言われています。

 

摂食障害になりやすい人は次のような特徴があります。

 

  • 完璧主義の人
  • 一つ何かダメなことがあると全てがダメなんだと思い込む0か100か思考の人
  • マイナス思考の人
  • 「〜すべき」と自分に厳しい条件をつける人
  • 神経質な人
  • 些細なことを気にしやすい人
  • 悪い出来事は全部自分のせいだと思い込む人
  • ストレスを抱えやすい人


これらの人が陥りやすいです。

 

ストレスをうまく発散できればいいのですが、うまくいかないことがあると自分のことを責めてしまいがちです。そんな時は「どんな自分でも許してあげる」寛大な心を持てれば理想的です。少しずつ自分を受け止める心を育てていきましょう。

 

20年かけて摂食障害をどう治したか?〜part2〜

ランニングする女性

 

気が狂いそうな運動を365日20年目に突入するまで結果的に続けました。十何年目になっても食欲はいっこうにおさまらず、まだ痩せないといけない、また太った、もう死んでしまいたいという思考がかけめぐり、頭がおかしくなりそうで発狂しそうだったそうです。

 

こうなれば、好きなだけ逆に食べさせて欲求を解消するしかないと思って、1人暮らしの時にひたすら食べたいだけ今まで食べられなかったものを毎日食べました。いつか食事も飽きるだろうと思って考えついた作戦でした。

 

そして親にも病気のことを打ち明けました。今までの辛かった思いや言えなかったこと、親の発言で傷ついたことなどを手紙に託しました。

 

ご両親はすぐに謝ってくれたと言います。ですがそこからすぐに関係が修復したわけではなく、何年も何十年もかけて少しずつわだかまりがとけていったとのことです。

 

20年もの間苦しかった闘病生活ですが、その原因となった発症前も苦しかったはずです。それらを乗り越えてその人は今、ごく普通にご飯を食べられるようになっています。運動も楽しく行っているそうです。

 

摂食障害とアダルトチルドレン

闇の中苦悩する人

 

摂食障害の患者はアダルトチルドレンの人も多く見られます。親に小さい頃甘えられなかったため、子どもの心を持ったまま大人になります。常に満たされない気持ちを抱えており、空虚感が否めません。大人になってから親の愛情を取り戻そうとするのは難しいです。でも分かり合うことで、少しずつ気持ちが通じて、空虚感を埋めていくことはできます。

 

大人になってからは自分の空っぽの心を自分の中の感謝の気持ちや小さなことを幸せだと感じる心で埋めるしかないのです。

 

親との関係を見つめなおすこと、心を満たす行動をすること、空虚な心は自分で埋めること(周りの人に依存したり埋めてもらおうと思わない)。

 

これらがほんの少しずつでき始めると、20年もかけなくてもそれより早く抜け出せることでしょう。

 

 

摂食障害の方へ

運動・ストレッチする女性

 

この記事を読んでいる方で摂食障害の方がいらっしゃったら、頑張らなくていいので自分にいつも優しくしてあげてください。ご自分のことを労って大事にしてあげてください。そうすれば、だんだん心は満たされていきます。それが病気からの脱出につながるのです。

 

あせらず、自分を責めず、ちょっとずつ心を満たしていく行動をとることが解決のカギです。

 

簡単にはいかなくとも、あなたの苦しみや負担が月日が経つにつれ確実に減っていき、早めに完治することを心から願っています。

 

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