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摂食障害を20年かけて治した人の話

息を切らすほどきつかったのは誰よりも頑張ってきたから 死にそうなほど苦しかったのは誰よりも悩んできたから だけど諦めなかったのはそこから上にはいあがる覚悟と勇気があったから 誰にもできることなんかじゃない 誰にもできることなんかじゃないんだと いつか誇れる日まで

 

ダイエットに励む女性が陥りやすいと言われる摂食障害という病気。かかった人はもう一生治らないのではないかという絶望感や死にたい気持ちを抱えるといいます。

 

今回は、摂食障害を約20年もの間長い歳月をかけて完治させた人の話をご紹介します。

 

20年もかかったけど摂食障害を治した!

 

その方は学生時代親元を離れて生活し、好きな食事が一切出ない環境で暮らしたそうです。成長期である学生時代に不自由な思いをしたのはすごく辛かったとのこと。そんな環境の中、時々実家に帰って好きな物を食べるために痩せていないといけないという思いにかられ、毎日過酷なダイエットを始めました。事の始まりは痩せ願望や痩せた状態を保つためのダイエットからだったのです。

 

毎日気が狂いそうなほどの運動を行いました。毎日走り、学校以外の日には朝から晩まで歩き続けたり走ったりしました。

 

鏡を見るたびに太っていないのに自分は太っていると思う錯覚もありました。

 

何年か経って1人暮らしを始めた頃には、1日に1週間分ほどの食料をバカ食いしました。体がはちきれそうになっても食べ続けます。死にたいという思いがかけめぐります。自分が惨めで情けなくて仕方なかったそうです。コツコツ貯めていた貯金はほぼ全て食料への支出でなくなりました。

 

常に鬱状態で、吐いてしまったときはとてつもなく大きい罪悪感に苛まされます。だから運動はやめずに、吐かなくていいように朝から晩までこれでもかというほど運動していたのです。その繰り返し繰り返し襲っててくる苦しみが耐えられず逃げたいけど食べたい、でも痩せないといけない無限のループのような感じでした。

 

摂食障害の症状・なりやすい人

 

人によって症状の差はありますが、簡単には治りません。すぐに完治できる病気ならば誰も苦しみません。

 

食べている時でさえも過食嘔吐をする人は罪悪感に苛まされ、やればやるほど鬱がひどくなります。はじめは拒食症になり、後から我慢できなくなるほど食に対して執着する過食症になる人が多いと言われています。

 

摂食障害になりやすい人の特徴は完璧主義だったり、一つ何かダメなことがあると全てがもうダメなんだと思い込む0か100か思考の人、神経質な人、些細なことを気にしやすい人も陥りやすいようです。

 

摂食障害の原因

 

本人の性格が原因である以外には、ダイエットをきっかけに病気にかかってしまう場合もあります。

 

そして摂食障害の原因の可能性が高いのは、母親との関係です。患者にとって母親が威厳的態度であったり、親の考えを押し付けるような教育をするような人であれば、かかりやすいタイプの子どもにとっては発症リスクが高いのです。

 

長い間かかってもいいですから、子どもから親へ病気のことや自分の気持ちを打ち明け、分かり合うことができれば回復も早くなります。母親との関係修復は肝となる部分です。

 

20年かけて摂食障害をどう治したか?

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気が狂いそうな運動を365日何年も何十年も続け、でも食欲はいっこうにおさまらず、まだ痩せないといけない、また太った、もう死んでしまいたいという思考がかけめぐり、頭がおかしくなりそうで発狂しそうだったそうです。

 

こうなれば、好きなだけ逆に食べさせて欲求を解消させるしかないと思って、1人暮らしの時にひたすら食べたいだけ今まで食べられなかったものを毎日食べました。いつか食事も飽きるだろうと思って考えついた作戦でした。

 

そして親にも病気のことを打ち明けました。今までの辛かった思いや言えなかったこと、親の発言で傷ついたことなどを手紙に託しました。

 

ご両親はすぐに謝ってくれたと言います。ですがそこからすぐに関係が修復したわけではなく、何年も何年もかけて少しずつわだかまりがとけていったとのことです。

 

20年もの間苦しかった闘病生活ですが、その原因となった発症前も苦しかったはずです。それらを乗り越えてその人は今、ごく普通にご飯を食べられるようになっています。運動も楽しく行っているそうです。

 

摂食障害とアダルトチルドレン

 

摂食障害の患者はアダルトチルドレンの人も多く見られます。親に小さい頃甘えられなかったため、子どもの心を持ったまま大人になります。常に満たされない気持ちを抱えており、空虚感が否めません。大人になってから親の愛情を取り戻そうとするのは難しいです。でも分かり合うことで、少しずつ気持ちが通じて、空虚感を埋めていくことはできます。

 

大人になってからは自分の空っぽの心を自分の中の感謝の気持ちや小さなことを幸せだと感じる心で埋めるしかないのです。幸せは自分の心の中でしか作り出せないからです。

 

親との関係を見つめなおすこと、食べたい物を我慢せずに食べる作戦を行い徐々に心を満たしていくこと、空虚な心は自分で埋めること(周りの人に依存したり埋めてもらおうと思わない)。

 

これらがほんの少しずつでき始めると、20年もかけなくてもそれより早く抜け出せることでしょう。

 

摂食障害の方へ

 

この記事を読んでいる方でもし摂食障害の方がいらっしゃったら、頑張らなくていいので自分にいつも優しくしてあげてください。ご自分のことを労って大事にしてあげてください。そうすれば、だんだん心は満たされていきます。それが病気からの脱出につながるのです。

 

あせらず、自分を責めず、ちょっとずつ心を満たしていく行動をとることが解決のカギです。