夢を叶えるために紙に書くことが有効だと言われています。果たして本当に叶うのでしょうか?
私自身が10年以上続けている「夢を紙に書く」行為でどれだけの夢が実現したかをここに記したいと思います。
「夢」をところどころ「目標」と言い換えていますが、ここでいう「目標」は「夢をもっと具体的に行動に移せるようにしたもの」という意味なので、ただ言い方を変えているだけだと思ってください。
夢という抽象的なものがあって、それを叶えるために小さな目標を立てていき、最終的に夢に近づこうというお話だからです。
紙に書いたら夢が叶うんなら絶対やるよ!あとはそれに向かっての行動だよね。
最初にお伝えしておきますが、一番大事なのは目標を立てた後の行動です!
- 【実証】「夢や目標を紙に書くと叶う」は本当か?
- 紙に書いた夢が大きすぎると叶いにくいが、ほぼ目標には近づく
- 執着して「何が何でも叶えたい」と思うことは夢を遠ざける
- 夢を紙に書いて飾っておく事は有効?
- 夢は何年か後に執着がなくなったとき叶うことが多い
- 叶うと信じることが何より大事
- 紙に書くことの利点
- 目標の書き方〜過去系がいいって本当?〜
- 最後に、大事なこと2つ
【実証】「夢や目標を紙に書くと叶う」は本当か?
元日にその年1年の目標を10個ほど紙に書くという行動を10年以上続けてきました。
結論から言うと、叶うのかどうかについて
「時間はかかるものの紙に書いた方がそれぞれの目標は叶いやすい」
ことがわかりました。
1年以内に叶った目標もたくさんありました。
なぜ叶ったのかというと、紙に書いたものを時々見ることによってその夢を意識し、それに近づこうと必死になって頑張ったからです。
紙に書くことで目標を脳にインプットさせ、潜在意識にすりこむことができます。その結果、無意識に自分にとって有益な情報を集め、目標を達成するための努力を率先して行うようになります。紙に書いて時々眺めることで夢を常に意識するから叶いやすくなります。
その結果、明らかに紙には書かなかったそれまでの日々よりずっと、最終的な望みまでも達成することができるようになりました。
10個のうち、その年に叶った願い事は大体4つから5つくらいでした。
紙に書いた夢が大きすぎると叶いにくいが、ほぼ目標には近づく
たとえばまだ誰とも付き合っていない人が
「今年中に結婚した」
と目標を立ててもすぐには難しい場合があります。今の自分にふさわしい目標を順番に立てることが大事です。この場合、
「今年素敵な人と巡り逢った」
などが先でしょう。
また、目標に数字を掲げることは良いことですが、明らかに叶えるのが難しいと思われる数字をあげないようにしましょう。
まだ収入の見込みがない人が
「今年、年収1000万円以上になった」
は、すぐには叶いにくいという意味です。心の中で「容易いことではない」と思ってしまうと叶いにくくなるからです。
しかし、願いを大きく掲げるとそれに近づこうとするためその数字に近づくことはできます。
夢の書き方については後半に記しています。
執着して「何が何でも叶えたい」と思うことは夢を遠ざける
- この夢だけは絶対に叶えたい
- この夢が叶わないと死ぬことと一緒だ
何が何でもと意固地になって希望を叶えようとすることは逆に望んだことを遠ざけます。
「絶対に叶えたい」と思うことは、
- 自分は目標に達していない
- 叶えられていない
- 今のままでは全くだめだ
このように自覚することにつながるからです。
執着することは禁物です。
叶ったらいいな程度に軽く思っておきましょう。
夢を紙に書いて飾っておく事は有効?
紙に願望を書いて壁に貼る人はよく見られます。
それには利点と欠点があり、その人がそのやり方が向いているかに左右されるでしょう。
壁に飾っておくことで常にその願望を確認できるところは良い点ですし、書いたことを常に意識することになるので、掲げた事柄を忘れがちな人には有効な方法です。
逆に、心の中で常に求めることを意識している人にとっては、壁に飾られた文字がわずらわしく感じられる人もいます。
手帳に書いておいて、時々確認するくらいの方が意識することも頻繁すぎず良いといえます。
夢は何年か後に執着がなくなったとき叶うことが多い
元日に1年の目標を立てて実験したところ、その年に叶わなかった夢や目標が、
何年か後になって気づけば実現していた
ことがよくあります。
きっと何が何でもという強い執着心が消えた結果、叶うことができたのでしょう。
1番良いのは
今すぐには無理でもいずれ叶ったらいいな
程度に構えておくことです。
叶うと信じることが何より大事
紙に書くことで望みを達成できた人が多くいます。
例えば野球の世界で活躍している大谷翔平選手、彼は学生時代に目標達成シートを作って目の前の目標を常に意識していたそうです。
現在では二刀流と言う武器を持ち、大リーグで活躍しています。
プロになって活躍している人の中には、小さい頃からビッグなことを卒業文集に書いている人もいますし、ビッグマウスの人が多かったようです。
まずは紙に書くことで希望を叶えることができると信じることが大事です。
大きな夢の場合即効性はないですが、
「今すぐでなくてもいいからちょっとずつやっていこう」
と割り切ることが大切だといえるでしょう。
紙に書くことの利点
紙に書くこと自体の長所をあげます。
- モチベーションアップにつながる
- 「紙に書いたんだから大丈夫」と安心できる
- 紙に書いた成功者が多いことで効果に確信が持てる
何より、紙に書いた成功者が多いことは勇気づけられます。
ノートでも1枚の紙でも手帳でも構いません。
書くことはタダでできるのですから、やらない手はないでしょう。軽い気持ちで取り掛かってみましょう。
目標の書き方〜過去系がいいって本当?〜
自己啓発の本ではよく紹介されていますが、夢を紙に書くときのポイントは3つほどあります。
- 「私は」と主語を入れる
- 箇条書きで書く
- 過去形か「〜になりつつある」という形で書く
例えば次のような文章です。
- 私は今年人気者のお笑い芸人になった
- 私は人気者のお笑い芸人になりつつある
面倒かもしれませんが、主語の「私は」を入れることにより自分自身が叶えることなのだと確信が持てて叶いやすいです。
そして、ぱっと見てわかりやすいように箇条書きで書きましょう。
願望は大体個数として10個程度を端的に書くと良いでしょう。
まだまだ先の話ではなく「既に叶った」と脳に勘違いさせるために、過去形もしくは「〜になりつつある」という形式で書きます。
「叶うも同然」「叶ったも同然」と思いこませることで、現実でも希望が引き寄せられやすいのです。
最後に、大事なこと2つ
ここまで紙に書くことが有効であると紹介してきましたが、大事なことはあと2つあります。
- 焦らないこと
- いつ叶ってもいいと割り切ること
この2つが大切です。
「まだ叶わない」と落胆しないようにするためです。
紙への書き方で「何月何日までに叶える」と期限を記載するようにアドバイスしている書籍もありますが、「何月何日まで」と言われると焦りが生じるので期限は無理に設けなくても構いません。
気長に毎日の生活を送り、目の前の世界が夢見た世界に変わっていることを目指して、書いた紙を時々確認すると良いでしょう。