心屋仁之助さんの著書でおすすめしたい本の感想を記載します。
がんばらないシリーズと私が名付けた「がんばらない成長論」と「ちょっと変わった夢の叶え方」のレビューを紹介します。
以前から心屋仁之助さんの本は手に取って見ていたのですが、今回一番腑に落ちたこれらの2冊は頑張らないことを勧めているちょっと珍しい本です。
2つの本を見て自分の考え方がどう変わったのか、一番納得した事はどんなことなのかを記したいと思います。
どんなに頑張ってももっとやらなきゃって思ってしまうよ。でもこれらの本はがんばらなくていいって教えてくれるの?
こんな疑問にもお答えします。
心屋仁之助さんの本をおすすめする理由
心屋仁之助さんは心理カウンセラーですが、その活動は心理カウンセリングにとどまらず、「性格リフォームの匠」としてテレビ出演をしたり、全国各地でセミナーや講演活動を実施したりと幅広く活躍をしています。カウンセリングスクールも設立しています。
本にも度々出てきますが、歌を歌われたりギターやピアノを演奏するライブを行ったりとご自身の夢も叶えており、その結果夢を叶えることについて語ると説得力があります。様々な特技や幅広い活動が魅力的です。
そんな心屋仁之助さんが書いた本は、今まで何人もの人をカウンセリングしてきたという経験からとても理にかなっていて納得できる内容になっています。
中には、本の中で「根拠はないですが」という箇所がポツポツ出てくるのですが、そこはご愛嬌というか、心屋さんらしいなという言葉で片付けられます。
私自身も著書を読んで性格や考え方を変えることができました。自信を持って心屋さんの本をお勧めします。
『がんばらない成長論』についてのレビュー
『がんばらない成長論』を読んで一番印象に残った事についてです。
今まで自分はもっともっと頑張らないといけないと思っていました。
ですが、本のアドバイスどおり「もうがんばらなくていい」と思うことで急に気持ちが楽になりました。
更には、今のままでもう十分足りているんだと自然と思えてきます。
通常は苦労をしなければ成功はない、夢はかなわないと思っている人ばかりだと思います。努力しなければいけない、一生懸命踏ん張ってやらなければ仕事も成立しないと誰もがそう思って行動しています。
しかし、疲れるまで我慢して耐えなくてもいいんだと思うことですーっと心や体が軽くなり、楽ちんな気持ちになれます。
また、楽しんでできることに意識的に取り組めば肩の力も抜けるし、未来も明るく思えてきます。
今のままで自分は全部必要なものを備え持っていると確信することでがんばる必要がないとわかります。
よくある間違いは次のような言葉です。
- 「今のままではダメだ」
- 「今の自分はまだ足りてない」
このように、今はまだ駄目だということを思い浮かべる事により、現実では足りていない今の自分、ダメな自分というものが浮き彫りになってしまいます。
だから「もっと努力や工夫をしなければ」と思い、いつまでたっても夢にたどりつかないという悪循環に陥ってしまうのです。
大事な事は「今既に何もかも大丈夫だから頑なに懸命にならなくても全てうまくいく」と自然に思えるまで状態を持っていくことです。
このようなことが読めば読むほどぎっしり伝わってくる内容でした。著者の言葉で堅苦しくなく伝えているので、読むときも余計な力が入らず楽しく読み進められました。
人生を変えたい人に是非おすすめしたい一冊です。
『ちょっと変わった夢の叶え方』のレビュー
『ちょっと変わった』と題名にあるので、どういうことなのかと一瞬思いましたが、心屋さんの言うことだから言葉通りちょっと変わってるのかなと始めから想像は付きました。
『ちょっと変わった夢の叶え方』を読んで、今がすでに幸せだからこれ以上成長しようとか成功しようと思わなくていいんだということに気付かされました。
今が幸せだと思うことは意外と難しく感じます。現状に満足していない人が多く、小さな不満が積み重なって今を楽しめない人が多いです。
ですが、今自分が住んでいる家、行っている仕事、これらは自分が決めたことです。
自分が決めたことだと思えば感謝できる事は1つや2つ見つかるのではないでしょうか。自分が選んでやったことだから何かに感謝しながら満足して生きることも難しくはないだろうと思います。
あと、著者がしきりに言っていることは、もっと周りに頼ってもいいし、苦手な事は人に任せていいということです。
甘えることが苦手な人も、自分の専門分野以外の事は人に任せたり頼んだりして楽をしてみましょう。苦手なことを頭を抱えながらやるよりかはずっと時間の節約にもなりますし、要領良くなります。
誰もが満足できる環境に身をおき、今に納得していれば、次訪れる今も満たされたものに変わっていくことでしょう。
まとめ
2つの本を読んで分かった事は、タイトルの通りですが頑張らないほうがうまくいくということです。
ちょうどいい感じに肩の力が抜け、心の重しが消え、人生は楽ちんだと思って生きていけること、そういう自分になれる唯一の方法は「もうたくさん努力してきたのだから耐え忍ぶように戦わなくていい」と自分の心に決めることでした。
今まで苦労ばかりして頭を悩ませてきた人、息が切れるほど苦しみに耐えてきた人にオススメしたい方法です。
「がんばらない成長論」「ちょっと変わった夢の叶え方」どちらの本もおすすめです。
今まで疲れ果てるほどがんばってきた人すべての人にこの本を捧げたいです。