全ての人は神様や目に見えない存在に守られています。乗り越えられない試練はやってきません。私たちに何か大事なことをお知らせしてくれるために困難として襲ってくるのです。
結論から先に述べると試練を乗り越える意味とは、その人がより良い人生を歩むために苦難を乗り越えて必要なことを学ぶためにあるというのが正解です。
それでは、悩みを乗り越えた先にある世界はどんなものなのか?私の体験談を例にご紹介します。
なんでこんなに人生って辛いことばかりなんだろうね。今ある試練を乗り越えたら悩みのない世界にいける?
こんな疑問にお答えします。
- 私の体験談1.逃れられない試練
- 私の体験談2.「明けない夜はない」という言葉は本当か?
- 私の体験談3.マラソン選手のゴールかボクシングの選手を思い浮かべていた
- 私の体験談4.一生懸命頑張った人には褒美がある!
- 試練を乗り越えた先にある世界
私の体験談1.逃れられない試練
私個人の話ですが、小さい頃からずっと辛いことばかりで暗い気持ちで生きてきました。
その苦しみは「いつまで続くのか?」と少し思っていましたが、中学も高校もその後の学校生活でもずっと続きました。
学生時代に既に限界を感じました。これ以上は苦痛に耐えられそうにないと人生をリタイアしたいと思いました。
限界というのは、絶望の中で生きている状態で同じ苦しみにずっと見舞われるといった感じです。具体的には言えませんが、精神的苦痛がひどかったと言っておきます。
もう頭は狂いそうで、気がおかしくなって発狂しそうなくらい心の中で「助けて欲しい」とずっと叫んでいました。
限界を感じてそれから何年も生きましたが、まだまだ苦悩からは抜け出せません。気付けばもう若いとは言えない歳になっても、同じ苦しみにずっと襲われて「もうこれ以上は無理だ」と思いながらも生き地獄からは逃れられませんでした。
生き地獄というのは、生きながら心は死んでいる状態です。
「生きながら殺すのはやめて」と言っても天に声が届くわけではなく、生ける屍のような身体と心で絶望の暗いトンネルの中をずっと歩き続けていました。
私の体験談2.「明けない夜はない」という言葉は本当か?
人はどうしても今現在の状況が悪ければその悪い状況がずっと続くのではと思ってしまいます。
私の場合も何十年も同じことを思いました。
地獄に行った人は同じ苦しみから抜け出せないと聞きますが、私の場合はまだ地球上で生きていて地獄で生きているわけではありません。
だから、同じ苦しみを何度も何度もというのは、もう頭が狂いそうだからいつか終わりがあるのではないかと少しずつ希望を思い浮かべていました。
そして何十年間もやり抜いた結果ふとした瞬間に抜け出すことができたのです!
私の体験談3.マラソン選手のゴールかボクシングの選手を思い浮かべていた
私はいつも辛くて限界を感じた時「もう無理だ。神様、助けてください」と心で叫んでいました。
そして、限界のときは大抵、マラソン選手のゴールの瞬間かボクシングの選手が負けて審判の人にかばってもらっているシーンを思い浮かべていました。
マラソン選手かボクシングの選手の最後の瞬間に出合いたいと思うのです。
マラソン選手のゴールでは、仲間がタオルをかけてくれて「お疲れ様」と言ってもらえるし、ボクシングの選手を見てもうだめだと思った時、審判がその選手をかばうようなポーズをしてコーチも抱きしめてくれるなりして、負けたのに「よく頑張った」という雰囲気になります。
確かに勝った選手のほうがかっこいいのですが「もう十分だよ」と言ってもらうのがいいなとずっと思っていました。
降参したかったのです。
「もう十分頑張った」「よくやった、おりこうだった」と少し甘えたことも言ってもらいたかったのです。
私の体験談4.一生懸命頑張った人には褒美がある!
世の中の人は、一生懸命頑張って生きている人ばかりだと思います。
皆それぞれ悩みは抱えているけどそれを人には見せずに今日一日を目一杯めげずに生きているのだと思います。
私個人の話に戻りますが、確かに死ぬほど苦しかったけど一つだけ言い放てることがあるとすれば「今まで頑張らなかったときは一度もなかった」と声を大にして言えます。
ひたむきに苦しみからも目をそらさず、自分の気持ちを信じて真っ直ぐに立ち向かった人には必ずご褒美があると思います。
努力したことによる褒美かも知れないし、逃げなかったことに対してかもしれないし、立ち向かって頑張ったことに対してかもしれません。開放された喜びが待っているのです。
そして、どんな絶望からも生きている限り、諦めなければ抜け出せる時がきます。
なぜならあなたは苦しむために生まれたのではなく、人生を楽しむために生まれたからです。
試練を乗り越えた先にある世界
人は限界を感じて助けを呼びたいときでも、どうにかして自分の力で生きていける力を備え持っています。
だから神に願ったとしてもあなたが乗り越えられる困難は襲ってきます。
残酷なように感じますが、苦しみには必ず意味があってあなたに何かを教えてあげようとして試練という形でやってくるのです。
だからそれに立ち向かって一生懸命になった人なら必ず苦しみの意味は理解することができ、打ち勝つこともできます。
そしてひとつずつ試練を乗り越えていったあなたにはもう苦しむ必要がないという評価がくだされます。
人格が優れていき、人として大事なことを学んだあなたならもう同じような苦しみは襲ってきません。クリアしたからです。
乗り切った先にある世界とは頑張ったあなたが幸福を噛み締められる世界です。耐え抜いたことによる快感が待っています。
そこまでたどり着くまでに気が遠くなる思いもありますが、頑張って乗り越えれば人生のご褒美や至福のときが待っています。
最後になりましたが、絶望的な状態になってもどこかで救いの手は差し伸べられます。
それを信じて、いつかもっと幸せを思い切り噛み締められるように乗り越えていきましょう。
無理はしなくていいので、ちょっとずつ進んでいくことができれば充分です。「頑張ってきて良かった」と思える日が必ず来るからです。