ここでは『妬み僻みを超えて人の幸せを願う方法』として、次のような例をあげて解説しています。
- 恋愛編➡︎「好きな人と結ばれなかった」「好きな人に恋人がいて恋が叶わなかった」
- 仕事編➡︎「同僚はよく褒められたり昇進するのに自分は認めてもらえない」
このような具体例とともに意見を述べます。
例えば、大好きな人がいる場所にあなたの居場所がなくても、好きな人には恋人がいて叶わない恋だとしても、好きだという気持ちは大切にするべきです。
そして、叶わないのだとしたら、いじけたり恨んだりせず相手の幸せを快く願ってあげられる勇気が必要になります。
仕事でも同じことです。
妬みやひがみを超えて人の幸せを願えるようになるとあなたの人格がアップします。
人格が秀でてくると、そんな素敵な人にふさわしい出来事が増えてきます。
自分のためにも人の幸せを心から願いましょう。
人の幸せを願うと自分に返ってくるんだね。
ここでは、どんな風に人の幸せを願えばいいのか、なぜ人の幸せを願うと良いのかを探っていきます。
妬み僻みを超えて人の幸せを願う方法(恋愛編)
もし自分が好きな人と結ばれなくても、そんな自分は不幸だと思うのか、愛する人を知ることができたから幸せだと思うのか、思いは2つに分かれます。
大好きな人に「幸せになってね」と手をふって別れられるあなたはいずれ幸せになります。
相手の幸せを願えるような素敵な心を持ったあなたなら幸運を掴むのはあっという間でしょう。ただ、傷が癒えるまでに時間がかかるかもしれません。
しかし、事実を嘆いたとしても立派な心を持とうとするあなたなら、幸運がいずれ押し寄せてくることでしょう。
恋愛がうまくいかず、大好きな人が誰かと結ばれたときも同様です。
その状態で好きな人を奪い返すことはもうできませんから、自分は我慢をして「良かったね、幸せになってね」と言いましょう。
複雑な心境になるかもしれませんが、
「私は別の幸せを掴むから大丈夫」
「どうかお幸せに」
時間がかかっても「私は大丈夫」だと言って心の整理をしましょう。
マイナスな心とプラスの心を一緒に持つことはできません。
妬み僻みはあなたが人の幸せを願うことによって消えていきます。
誰かが成功したら「良かったね」と言う!(仕事編)
仕事で同僚が褒められたとします。自分は褒められなくてもその時思うことは「悔しい」ではなく「良かったですね」にしてみてください。
妬み、僻みは心の中を汚してしまいます。
素直に人が喜ぶことを一緒に喜べるようになると、自分にも幸運がやってきます。
仕事上「あの人だけ讃えられて自分は良く言われない」という悩みを抱える人がいますが、あの人はあの人、たまたま讃えられた人、自分のことは自分で褒めてあげましょう。
嫉妬心が襲ってきたら、「人は人、自分は自分」という言葉を思い出してください。人が成功したり褒められたらそれは良かったこと、自分が自分を褒める行為も素晴らしいこと。
不平等に思えるかもしれませんが、「私は自分なりに頑張っているからこれでいい」と心の中で認めてあげることにより、妬む心、僻む心が消えていきます。
いつも頑張っているならなおさらです。自分をいたわり「よく頑張ったね」と言ってあげましょう。
他人のほうが幸せに見えるワケ「隣の芝生はなぜ青い?」
「隣の芝生は青い」と言いますが、なぜ隣の芝生は青く見えるのかというと、隣人の苦しみは目に見えないからです。
社会に一歩出れば人前では明るく振る舞う人がいます。誰にも言えない悩みを持ち一人で苦しんでいる人もいます。
笑っている人を見て、「あの人は幸せそうでいいなあ」と感じるかも知れませんが、本当は悩みのない人などほぼいないと言っていいでしょう。
結論:他人が幸せに見えるのは幻想に過ぎない
他の人は悩みがなさそうで羨ましいと思うのは早とちりかも知れません。
ほぼ全ての人が悩みを抱えており、人には見えない陰の部分があります。
でも、そのほとんどの人が一生懸命生きているのだと私は思います。
自分より苦しい人がいるのか?と思うほど辛い気持ちを抱えている人にとっては「もっと苦しんでいる人もいるだろうからまだまだ頑張ろう」と思うのは過酷なことです。
せめて、同等の人を感じて「辛いのは自分一人ではないから」と支えにするのが良いことです。
誰もが皆悩みを持っているから、隣の芝生が青く見えるのは当たり前です。
青く見えていいなと思う代わりに、その人の苦労を考えて「あの人もすごく苦しんでいるはずだから、お互い様で頑張ろう」と思えたら考え方としては十分です。
「自分はこの世で最も苦労して耐えている」
というほどの思いも、思い込みだったと感じて気持ちが晴れてくるでしょう。
最後に(恋愛・仕事編)
恋愛でうまくいかなかった相手がいるとします。
その人で恋や素敵な出会いが終わりではありません。あなたが行動する限りまた別の素晴らしい人と出逢えます。
それは、あなたが頑張って色々な困難を乗り越えたことへのご褒美です。
ただし、仲良くなるのはピンとくる相手だけにしましょう。むやみやたらに声をかけて近寄っていく行動は危険です。
出会う人たちの中で、ピンとくる相手がいれば、あなたが求めている人に近い可能性があります。
一つずつ恋を終わらせて、最後に出逢った人が一番好きだと思う人がいますが、その人が成長していったから最後が一番良かったのでしょう。
諦めずに自分を支えながら頑張って行動すれば、幸はやってきます。
まずは心を磨いて、縁のある人を引き寄せましょう。
仕事でも同様です。妬み僻みの心が浮かんできたら、嫉妬した相手に対しては成功を讃えてあげて「うまくいって良かったね」と祝福してあげるようにします。
そうすると今度は、時間がかかったとしてもあなたが祝福される側になります。人の成功や幸せを喜んであげられる人には良いことが訪れるからです。
良いものを発した人に素敵なものが返ってくるしくみです。人を祝福できる人になるとあなたが得をします。
あなたのためにも、ねたみやひがみを超えて人を讃えられる人になってください。