『原因と結果の法則』とは?
原因があって結果がある?
聞いただけですぐに分かりそうなテーマですが、意味を確認したい方のために簡単な説明を記します。
また、人間関係をうまくいかせたい方、人付き合いに関する悩みがあるという方へ。
人間関係の悩みは永遠のテーマだよね。
ここでは『原因と結果の法則』に基づいて、人に対しての態度を見直したり、人とうまくやっていくにはどうしたらよいかを4つの項目に絞って解説していきます。
- 『原因と結果の法則』とは何かを分かりやすく解説します
- 1.『原因と結果の法則』に基づく傷つけられても仕返しはしない理論
- 2.人を憎むこと恨むことは人生を一番崩壊させる
- 3.愛は与えるだけで成り立つもの
- 4.いいものを与えるといいことが返ってくる
- まとめ
『原因と結果の法則』とは何かを分かりやすく解説します
『原因と結果の法則』とは、全てのことには「思い」という原因があり、結果を変えるには人間の内側にある「思い方」を変えるしかないというものです。
その「思い」から、環境や出来事、成功など全てが生まれます。
もっと簡単に説明すると、
良い思いという原因からは良い結果が生まれ、悪い思いという原因からは悪い結果が生まれる。
という単純な法則です。
逆に言えば、
いい結果が出たのは自分のいい思いがあったから、悪い結果が出たのは自分の悪い思いがあったから。
それだけの意味です。
人間関係で言えば、今囲まれている環境や人との関係性、うまくいくいかないも心が引き寄せたもの。自ら改善したり変わっていけば人間関係も良好になります。
好ましい環境が欲しければ自分の心を変えていくしかありません。
しかし、簡単に考えると自分自身の考えを変えたり改めればいいだけなので、納得のいく法則だと言えますね。
1.『原因と結果の法則』に基づく傷つけられても仕返しはしない理論
傷付くことを人から言われても、何気ない人の態度に傷ついても、それに対して仕返しをしてはいけません。
ぐっと堪える意志が必要です。
傷付くことを言ってくる人は、あなたとはレベルの合わない人だと思えばいいのです。
自分と違う領域にいるから堂々と傷付くことを言ってくる、でもそれに対していちいち仕返ししていてはきりがないからやめようと思うこと、それでいいのです。
結果、あなたが勝ちで終わります。
仕返しをしないあなたの方がうわてになり、レベルが高いから勝利したと思えばいいのです。
人を許したあなたはいつか、将来的に人から許される未来が待っています。
これも『原因と結果の法則』が当てはまるからです。
2.人を憎むこと恨むことは人生を一番崩壊させる
人を憎んだり恨むことは、一番してはいけない行為です。
なぜならあなたの人生が崩壊するからです。
憎んだり恨む感情は根強いので、あなたの心がそのことでいっぱいになってやがてあなたを蝕み、支配します。
いいことが起こらなくなり、辛い人生になります。
なんとか恨みを晴らしてやろうという思いはわかりますが、あなた自身のためにやめてください。
その悔しい気持ちや、どうにもならない葛藤はこれからの生活に向けての活力に変えましょう。
人生を崩壊させる憎む、恨むなどの気持ちに支配されなくなると心がとても楽になります。
屈辱的な気持ちは、自分がより大きくなって見返してやろうという気持ちにシフトさせましょう。
きっと心身ともに楽になり、肩の荷が下りたような気分になるはずです。
3.愛は与えるだけで成り立つもの
「愛は与えるだけ」で「見返りを求めてはいけない」と幼い頃に本で知りました。
それに関しては、自分がやったことに対しての反応を求めてしまう人がやはり多いです。
愛は必ずしも返ってくるとは限らず、残念に思うこともあります。
しかし、見返りを求めずに「与えるだけ」の行為を繰り返していると、相手からたとえ戻ってこなくても自分の心が満たされ始めます。
どういうことかというと、良い行いをすることにより運気が良くなるからです。
直に戻ってくる幸運なことがなくても、めぐりめぐって返ってくる良いことがあなたを満たします。
人間関係にも良い傾向が見えてきます。いつかあなたの欲しい愛がふと訪れるかもしれません。
ただ、直接的にというより間接的にめぐりめぐってということが多いので、すぐには期待しないほうがいいでしょう。
4.いいものを与えるといいことが返ってくる
愛に限らず、あなたが人に良いことを教えてあげたり、親切にしてあげたりと、自分から与える行動をしていると最終的にあなたのもとへ良いことが戻ってきます。
時間差はあるでしょうし、すぐには訪れないかも知れませんが、いいことをすればいいことが返ってくる仕組みは本当にあります。
それも『原因と結果の法則』に当てはまります。善の行為は善の心が生んでいるからです。
はじめは偽善的であっても、立派な行動をしていれば心が変わってきます。立派な行動にふさわしい「思い」を持てる人間になってくるからです。
人や物に親切にすることは一番効果があるでしょう。
そして、いつしか見返りを求めなくても素晴らしい行動ができるようになります。
徳を積んだ人は永続的に良い生活が送れるようになっているので、良心的な行動は継続させましょう。
まとめ
傷付けられたら仕返しをしないでぐっと堪えてその残念な気持ちは人生の活力に変えること、愛を求めることをやめて愛を与えてみること、どちらも自分が苦しいと錯覚することです。
ですが、最終的に幸せになれるのは誰のことも憎まず恨まず、人の幸せを願ってあげられる人です。
自分がほしい愛はいつか花が咲くと信じて、与えることに専念する人が幸せになれる人です。
外部から与えてもらうことを期待せず、自ら良いことを人に与えて幸せを体の内部から感じ取ることです。
そして何より、悪いことをされても仕返しをしないあなたには、良い出来事が将来的にプレゼントされるでしょう。
『原因と結果の法則』に基づいてあなたの心を清めて、人間関係を上手にコントロールしましょう。
あなたに良い心があれば、いずれ周りは素敵な仲間ばかりになりますし、家族や恋人との仲も改善して良好になるでしょう。
『心が周りの環境をつくる』と覚えておけば、きっと必要な場面で役に立ちます。
いつか成功や幸福を手にしたとき、「私の心がその結果を生んだのだ」と嬉しくなるときが訪れるはずです。