生きる意味がわからないんだけど、どんな理由があって生きなきゃいけないの?意味がわからないと苦しいよ〜。
こんな疑問や不安にお答えします。また、どんな人が人生を全うした後に天国に行けるのかもちょこっとお話しします。
私たちが生きる意味とは?
「私には生きる意味も価値もない」と思うことがあります。
生きていくということは、何かの意味があるのではなく「生きていくこと」に意味があるのです。
本当は生きる途中に自分の人生の意味を見いだして「私の生きる意味はこれだ!」と理由を掴むことができれば良いのですが、見つかるまでが苦しいですよね。そんな方には次のことを伝えたいです。
- あなたは生きているだけで素晴らしい
- あなたが生きていること自体に意味がある
この2つがとても大事です。
「おもしろくないから、楽しくないからもう人生をやめよう」というのはもってのほかで、「辛くて仕方ない、この先真っ暗にしか見えないから死にたい」という人にも「未来は全く違う景色が見えるかもしれないから信じてまだ一緒に生きよう」と誰かは告げるでしょう。
- 意味がわからないけど生きる
- 価値がないと思っても生きる
これが正しいです。
一生懸命生きた人には、天国が待っています。でもそれは死んだ後の話です。
この世に生きる私たちは「生きていくことに意味があるのだ」と言い聞かせて「意味がわからないけど生きる」、そして何とか生きている中で楽しみを見つけようとすること、そこに人生の醍醐味があります。
理由は考えずにただ毎日を暮らしていくこと、今はないと思ってもこれから自分の存在価値を見つけにいくこと、「生きながら見つけられたらラッキー」くらいに思えるようになると人生は楽チンです。見つけられなくてもいいやと思うくらいがちょうどいいです。
もう一度まとめると、
「生きていくこと自体に意味がある」
だから、無理に理由を探しにいかなくて大丈夫です。
あなたが今そこに存在することに価値や意味があるのですから、探す必要はありません。
生きたくないなら自殺してもよいのか?
自分のことだから自らをどんな風に扱ってもいいやと思いがちです。
自分が嫌いで生きていくのが嫌だから「もう死んでもいいや」と思ってしまうこともあります。
ですが、我々は我々であって、しかし体は自分ひとりの体ではないといったら驚くでしょうか?
あくまでも借り物の体を授かって皆この世に生まれたのです。
神様から借りた体で人生を演じているのです。
だから自殺は、人のことを殺したのと同じくらいの罪になります。
そして勝手な思いで自殺することによって悲しむ人がいないはずはありません。
たとえ親がいなくてもあなたの存在を知っている人があなたが亡くなったと聞けばとても残念に思うでしょう。
だから死んでしまって誰かを悲しませるようなことを無責任にしてはいけないのです。
江原啓之さんは、人間がもし自殺をしたら必ず地獄に行って、生きているときよりもっと苦しむことになると著書に記していました。
真実なのかわからなかったのでずっと信じていましたが、本当は人それぞれです。
無責任に好き勝手なことをして人生を生きた人は地獄に行く確率が多いですが、死ぬほど頑張って人のために生きたけど重圧に耐えられなくて命を落としたなどと言う人もいます。
そのような人は、必ずしも地獄にいくわけではありません。
私は本で学びましたが「借り物の体の話」、「死んだ後の話の真実」は本当は誰にも分からないので参考程度の意見として取り入れてください。
試練を乗り越えたあとはもう楽に生きていい
この世に生まれるのは修行をするためと言われています。
何か自分に足りないものがあるから、修行をして良い心を身に付ける必要があるからです。
その修業というのが人生で必ずであう試練のことです。
試練を乗り越えたあとは、この世で生きる課題をクリアしたという意味なので、あとは人に迷惑さえかけなければ好きに楽しんで生きていいです。
「 若い時から苦労はしておくべきだ 」と言う人がいますが、たしかに若いうちに苦労をしておいてあとで楽になったほうがいいでしょう。
何も大切なことを知らないで大人になった人の中には、社会的に成功したのにあるところで急に転落してしまった人も多くいます。
大切なことは人生の始めの頃に学んでいたほうが良いということです。
天国に行くための条件は?
天国に行くための条件は、
- 人に親切にしたか
- 人に迷惑をかけないように努力したか
- 自分の人生を楽しんだか
このような点を問われて最終的に決まります。
生きていれば人に迷惑をかけることはあります。基準として、仕事上で人に迷惑をかけたり、助けてほしいときに手を貸してもらう程度なら大丈夫です。
自分勝手に生きた人や他人を傷付けたり怖がらせたり嫌な思いをさせてばかりだったという人は、もう一度行いを振り返ってみてください。
いつからでも人生はやり直せるので、心を入れ替えれば今からでも良き人生に変えられます。
最後に伝えたいこと
天国に行きたい人に一言。
結局は楽しんだり人に親切にしたかで天国に行けるかどうかが決まるのなら、自分の財産がいくらあるとか社会的に成功したかなどは関係ない話になります。
- 人に親切にできている
- 人に迷惑かけないでいる
- 人生を楽しもうと思っている
自殺したいほど苦しい人は、この3点ほどの心があればどこかで救いの手が差し伸べられるでしょう。もしくは自らの手で解決策を見つけられます。
自殺したい理由は様々で一人ひとりに聞いていかないと悩みは計り知れませんが、そういった素晴らしい点がある人ならば、死を選ばなくても生きる価値は十分にあります。
「いや、ただ生きている意味が分からなくて苦しんでるだけだよ」と言いたい人にも、ただ一つ言えるのはあなたに、
生きる価値があるから生まれてきて
生きる価値があるから生きている
そして今後も
生きる意味があるから寿命がまだ残っている
ということです。
正しく人のことを考えながら歩んできたあなたなら、自分らしく生きる価値がまだまだあるように思います。